もしも村上春樹が

もしも村上春樹がバンカーにどハマりしたら。

「いま何打目だい?」 バンカー脇のカラスがボクに聞いてきた。 「6打目かな?」 突然あふれだした汗をぬぐいながら彼のほうを見ずに答えるボク。 その日はそんな大量の汗をかくような気温ではなかった5月。 さっきまでは風が吹くと肌寒く感じていたほどなの…

もしも村上春樹がゴルフ初心者だったら。

【カラスはウェッジの夢を見ない】 「ショートコースに行かないか?」 前の打席で練習をしていたカラスが突然僕に聞いてきた。 暑い日だった。 9月の中旬を過ぎていたが、その年は残暑が厳しくその日もまるで真夏のような暑さだった。 その日、僕とカラスは…